細菌性角膜炎

細菌性角膜炎とは、細菌が原因で起きる角膜の炎症のことで、症状として強い目の痛み、大量の涙や眼脂(目やに)が出るなどがあります。

細菌性角膜炎について

細菌性角膜炎とは

角膜の位置

角膜の位置

細菌性角膜炎とは、細菌が原因で起きる角膜の炎症のことです。
細菌の種類によって発症のスピードや程度は様々です。

細菌性角膜炎の症状

細菌性角膜炎の症状として強い目の痛み、大量の涙や眼脂(目やに)が出ます。
また角膜の一部に白い濁りが生じたり、白目に充血も見られます。角膜の濁りのために視力が低下することもあります。

治療が遅れた場合には角膜に障害が残り、視力が回復しないこともあります。基本的に片目だけに症状が出ます。

細菌性角膜炎の原因

細菌性角膜炎は角膜から細菌が感染することで引き起こされます。
例えば目に異物が混入した場合や外傷やドライアイなどによるものです。

主な細菌はブドウ球菌、肺炎球菌、緑膿菌などがあげられます。
また最近ではコンタクトレンズの正しい管理や装用ができていないとコンタクトレンズに付着した細菌が角膜へと感染する場合が非常に増えています。

細菌性角膜炎の治療

細菌性角膜炎の治療法は、原因菌の検索結果に基づいた抗菌薬を頻回に(1時間に1回等)点眼します。

重症の場合は抗菌薬の内服や点滴も使用します。また薬物治療で治らない場合は角膜移植を行う場合もあります。治療期間は症状によって異なり数ヶ月かかる場合もあります。

細菌性角膜炎の予防

目にゴミや異物が入るとそれだけでも細菌に感染する恐れがあるので、目をこすらず、症状が軽くても眼科を受診しましょう。
またコンタクトレンズを装用している場合は長期間、長時間の装用は避け、定期的に眼科の検診を受けるなど、適切な管理を心がけましょう。

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