花粉症は、体内で作られる花粉の抗体が許容量を超えると、花粉に過敏に反応するようになって起きるアレルギー性疾患です。
花粉症について
花粉症とは
花粉症は、体内で作られる花粉の抗体が許容量を超えると、花粉に過敏に反応するようになって起きるアレルギー性疾患です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現われます。
今は花粉症でなくても、昨年の花粉で抗体が許容量の限界にきている可能性もあり、花粉が少ないからといっても油断は禁物です。
花粉症が疑われる症状
目の周辺のかゆみ、充血、目やに、涙目などの症状が多くの人に見られます。
「アッカンベー」で見えるまぶたの裏の部分は結膜です。結膜は、涙と結膜から分泌される物質でいつもぬれていて、角膜の保護と眼球の動きを滑らかにするという重要な役割をはたしています。ところが、この部分は花粉等がくっつきやすく、アレルギー反応が起きやすくなります。
まぶたの腫れ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻の症状や、のど、気管支、胃腸の症状、全身の倦怠感や発熱が見られる場合もあります。
2024年 春の花粉飛散予測(第6報)
日本気象協会による、2024年春の花粉飛散予測(第6報)が発表されています。
これによると、
・スギ、ヒノキ花粉の本格的な飛散は、四国、東海、関東甲信の一部と東北で4月下旬まで
・5月上旬ごろまで花粉がわずかに飛ぶので、風の強い日など、敏感な人は対策を
・今年の花粉の総飛散量(速報値)は、東京は例年並み、名古屋は例年より多い
・北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始の見込み
東京は例年並みですが昨年に比べて少なく、名古屋は例年より多く昨年並みの飛散量となっています。
最高気温が25℃以上の夏日となった日などには、花粉が非常に多く観測されました。
4月10日までに観測された花粉数の合計は4570個と予測(5500個)の8割を超えています。
この先、一日の飛散量は少なくなるものの、5月上旬ごろまでヒノキ花粉がわずかに飛ぶ日がある見込みです。
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