ReLEx Smile(リレックススマイル)とは、現在角膜屈折矯正手術の主流となっているLASIK(レーシック)とは異なる新しい手術技法で、第3世代の視力矯正手術とされています。
ReLEx Smile について
ReLEx Smile(リレックススマイル)とは
ReLEx(リレックス)とはRefractive Lenticle Extractionの略で、角膜屈折矯正手術を意味します。
現在角膜屈折矯正手術の主流となっているLASIK(レーシック)とは異なる新しい手術技法です。
1,000兆分の1秒の最短パルスである次世代フェムトセカンドレーザーを用いて角膜内部の屈折率を調整し視力を矯正します。
ReLEx Smile(リレックススマイル)の流れ
- Step 1
- フェムトセカンドレーザーで角膜実質内にレンチクルという薄い切片を作ります。
- Step 2
- 4mm以下の小さな切開部(図1)からそのレンチクルを取り除きます。
- Step 3
- 角膜の形状が変わり、手術は終了です。
手術時間は10分程度と短く患者様の負担も少ないとされています。
図1 レーシックとリレックススマイルの切開部の違い
リレックススマイルのメリット
- 矯正精度が高い
→フェムトセカンドレーザーにより精度の高い切除ができるため - 角膜が衝撃に強く、格闘技などの激しいスポーツも可能
→角膜の表面にフラップと呼ばれる蓋を作らず、傷口が小さいため - 術中・術後の痛みが比較的少なく、術後ドライアイになりにくい
→傷口が小さく、角膜の知覚神経をほとんど切断しないため - 視力の安定性が高い(近視の戻りが少ない)
→角膜の剛性を損なわないため - 手術後のハロー現象(※1)・グレア現象(※2)が他の角膜屈折矯正手術と比べて少ない
→眼を固定してからレーザー照射を行うことで、均一で正確な照射ができるため
※1 ハロー現象とは、夜間に光がにじんで見えたり、物の周りがぼやけてみえる現象、
※2 グレア現象とは強い光をキラキラと眩しく感じる現象です。